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ほり歯科ブログ
歯周ポケットがピンチ!初めての歯のクリーニングで出てきたもの
皆さんこんにちは、ほり歯科医院です。今回のブログは私の知り合いの主婦の方が、初めて歯のクリーニングへ行った時の体験談をご紹介します。
※当歯科医院を受診された患者さんの体験談ではありません。
子供の頃から虫歯にならない恵まれた歯
私は子供の頃から虫歯にならない子でした。学校の定期診断では歯は健康そのものでいつも異常がありませんでした。
甘いものもあまり食べないのもあったので、虫歯が出来にくいのだと思っていました。なので、歯医者さんにはほぼ縁がありませんでした。
周りの子達が虫歯になる様子をみてなんだか大変そうだなと思っていた記憶はあります。
母が歯周病の初期症状に
高校生の頃になると母が定期的に歯医者に通うようになりました。
母は歯周病の初期症状だそうで、定期的に歯や歯茎の周りの掃除するために通っているとのことでした。
母は私と同じように虫歯ができにくいタイプだったので歯の定期検診はあまり行っておらず、いつのまにか歯周病が進行してしまったようです。
一念発起して歯のクリーニングに
私が20代、ついに母の奥歯が一本グラついて抜けてしまいました。まだ、50代半ばだったのでショックを受けていました。
私もこのまま口内のケアを怠ると今の健康な歯を失ってしまうと思い、近所の歯科に歯のクリーニングに行くことにしました。
物心着いてから多分初めての歯医者でとても緊張したのを覚えています。
歯科衛生士さんが早速歯の周りの汚れを専用の器具で丁寧に取り除いていってくれました。
下半分クリーニングをした後、うがいをしたら黒い小さな砂つぶぐらいの塊が混じっていました。
不思議に思った私は歯科衛生士さんに「この黒い塊は何ですか?」と尋ねてみました。
「それは歯石ですよ。歯周ポケットの中で、歯垢に血が混じって硬化したものです。」
私はゾッとしました。表面上は見えなかったのに歯周ポケットにこんな歯石が溜まっていたなんて。
先生がおっしゃるには、私は母と習慣や食生活が似てくるので同じように歯周病が進行しやすくなるそうです。
このまま、虫歯にならないからと何も処置していなかったら将来的に母のようになっていたかもしれません。
それ以来、定期的に歯周病が進行しないように歯のお掃除は欠かさないようにしています。おかげさまで歯の状態は良好です。
歯石をためないために定期的な除去を
ご家族に歯周病の方がいると感染するリスクは高くなります。
歯茎から血が出る原因の90%は歯周病です。出血することが多い人ほど黒い歯石ができやすくなります。
歯磨きが上手な人でも落とせる歯垢は多くても全体の9割で、残り1割は自力で除去することが出来ません。
歯垢を放置しておくと歯石になり歯の表面や歯周ポケットに残り歯磨きでは取り除けなくなります。そして、歯肉を刺激して、歯周病になったり、歯周病を悪化させる原因にも。
3ヶ月~半年に一度は歯のクリーニングをすることをオススメします。